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写真教室
カメラマンの川口です。こちらのページでは「商品撮影」において日々試行錯誤を繰り返しながら工夫している撮影技術をブログ風に紹介致します。
WEBショップで写真撮影に苦労している方の参考になれば良いのですが、やや上級者向けなので出来るだけ分かりやすく書いてみます。
もちろん出張写真教室(優しくアドバイス)も致しておりますので是非ご利用下さい。\15,000~
※機材を揃える(一眼レフ)

商品撮影と言っても商品には色々あって、衣類・バッグ・アクセサリーなどそれぞれ撮影方法や機材が違うので詳しく書いて行きます。

なんと言ってもカメラが無くては撮れません。
もちろんデジカメで、出来れば一眼レフカメラが良いのですが、ミラーレスやコンパクトデジカメ、スマホで撮ってるショップさんもいます。

何が違うかって、金額の差は画質の差です。

たくさん撮らない方が高額のカメラまで揃えるのは大変かも知れませんが、ここではWEBショップ向けの講座なのでやはり一眼レフで話を進めて行きます。(ミラーレスなどで沢山撮るとバッテリーが熱くなる)

私の使用しているカメラはキャノンの5DmarkⅣ(※1)、他にも色々と被写体によってもっと速写や暗い所で使うカメラも有りますが、とりあえず商品撮影にはこちらを使っています。(軽いので:片手で撮る事が多い為)

私はキャノン派(ニコン党ではない)のでキャノンの事しかわかりませんのでこちらで話を進めて行きます。

一眼レフの利点はレンズ交換が出来る事ですが、商品が決まっている方にはあまり意味が無いかも知れませんのでミラーレス(※2)やコンデジ(※3)でも良いでしょう。

ただカメラの設定で安いコンデジなどでは使えない機能があるのでカメラ選びは慎重に!

私のカメラはボディーが30万円以上なので素人さんには合わないのでこちらのカメラをお勧めします。
canon EOS Kiss X9i(※4)レンズ付きで6万円くらい

画像サイズ(ピクセル)

カメラによってイメージセンサー(※5)の大きさが異なるので注意!

5DmarkⅣはフルサイズですが、KissはAPS-Cタイプでやや小さいので若干画質に差が出てきます。

デジカメには画素数と言う物があって5DmarkⅣは3040万画素(6720×4480px)、Kiss X9iは2420万画素(6000×4000px)、実際にネットで使う画像のサイズとしてはAmazonや楽天市場ではズーム機能と言う物があって拡大するので1辺が2000~3000ピクセル必要ですが、ヤフオクなどでは600ピクセルです。

パソコンのホームページなどでは横幅が約1000ピクセルでそんなに大きな画素数のカメラは必要無いのですが、(プリントする場合は必要だがWEBでは小さくてもOK)余白を大きく撮って後でトリミングする事があるので最低2000万画素くらいは合った方が良いです。

またフルサイズとAPS-Cでは、レンズの焦点距離によって見える画角が異なり、canonの場合は1.6倍、ニコンの場合は1.5倍になります。
(注意:フルサイズのボディーにはAPS-Cのレンズはつけられない!)

①露出がマニュアルに出来る事(ストロボを使用する時必要)
②ホワイトバランスにマニュアルが有ると良い(色温度設定)

   (※1)  フルサイズ一眼レフ
canon 5DmarkⅣ

(※4 )APS-Cサイズ一眼レフ
canon EOS Kiss X9i










(※5)イメージセンサーの大きさ


 (※2)ミラーレスカメラ
canon EOS M5


(※3)コンパクトデジカメ 
canon PowerShot G7X










(※5)イメージセンサーの大きさ
レンズについて 

商品の大きさによって使うレンズの焦点距離が色々と違いますが、一般的に標準ズームを使います。

カメラボディーで説明しましたが、イメージセンサーの大きさによってレンズの焦点距離が変わってくるのでKissのようなAPS-Cのボディーでは、たとえば50mmのレンズはキャノンだと1.6倍なので50×1.6=80mmの焦点距離と言う事になります。

私のはフルサイズのカメラで焦点距離は24-105mm(※6)を多用しています。

APS-Cのボディーでは、EF-Sマウントのレンズで言うとEF-S18-55mmF3.5-5.6(※7)くらいが良いでしょう。(実質24-88mm換算になります/約9000円)

アクセサリーなどはマクロレンズ(※8)が必要で、マクロ機能付きズームでは指輪くらいの小さな物は上手く撮れません。

マクロの焦点距離は90-100mmくらいが良いでしょう(50mmでは商品との距離が近すぎて撮りづらい)

被写界深度(※9)

レンズを絞る(F値を上げる)とくっきりで開く(F値を下げる)とバックがぼける。(※10)

バックをぼかしたい場合F2.8などの明るいレンズが必要ですが、くっきり撮りたい場合は絞り込むので高価な明るいレンズは不要かも知れません(ただ値段の差は画質の差でもあります)

ズーム機能で広角から望遠までの焦点距離がありそれぞれ特性があるので少し勉強が必要!

広角は被写界深度(手前から奥までのピント)が深く合い、望遠にすると被写界深度が狭くなる。

ただ自分の立ち位置から動かずに伸ばしたり縮めたりするのは間違った使い方で、広角は画像がひずみが出て、望遠はぶれやすくなります。 

(※6)canon EF24-105mmF4 IS

(※7)canon EF-S18-55mmF3.5-5.6
実質24-88mm換算

(※8)canon EF100mm F2.8マクロ











(※9)被写界深度

       
(※10)F値(レンズを絞る)
三脚(※11)

次に三脚ですが商品撮影ではストロボを使用します。

ストロボの光は強く短い時間で発光するのでブレはほとんど目立たないので、私の場合はバッグや衣類・雑貨などアクセサリー以外の商品には使用しておりません。
(ストロボを使用しない方は必要です)
(何枚も同じ構図で撮る場合は三脚で固定した方が良いでしょう)

しかしジュエリーなどマクロ撮影の場合は絶対に必要です(ブレるため)

三脚の大きさは重いほど安定しますが、重すぎては使いづらいのでそこそこの大きさで選びましょう。

高さは商品撮影では胸くらいの高さで十分ですが、上から押してもたわまない丈夫な脚が良いです。
(カーボンなど軽い物もあります)

三脚の上にある雲台にはクイックシュー(※11)付きもあるので、頻繁にカメラを取り外すには便利です。
(単体で別売りもあります)

三脚を使用する時はレリーズ(※12)も必要で、シャッターボタンを指で押していてはブレてしまいます。

(※11)クイックシュー付き三脚


(※11)クイックシュー 
 

(※12)レリーズ
ストロボ

カメラやレンズも必要ですが、綺麗に撮るにはそれなりのストロボが必要です。

私は400Wのモノブロックのストロボ(※13)を使用していますが、デジカメは感度を上げられるので150W(※14)位でも十分でしょう。(4万3000円) 

こちらのモノブロックストロボはAC電源で1灯でも良いのですが2灯あればもっと良いです。

カメラメーカーの純正ストロボ(クリップオンストロボ)(※15)でも良いのですが、実際にはカメラとストロボを離して使うので(斜め上から当てる)それに伴う機材(トランスミッターなど)が必要になりかえって高額になります。(持ち運びには軽量なので出張撮影には便利)

ストロボを付けるライトスタンド(※16)も必要でスタンドにはパラソル(※17)を付けます。

パラソルにも色々と大きさや種類もあり光の質が変わります/銀・白・デュフューズ(※18)

クリップオンストロボをライトスタンドに付けるにはアンブレラホルダー(※19)も必要です。

ストロボを1灯で使用する場合はレフ板(※20)などが必要です。
(丸形が多いがスクエア(四角)の方が使いやすい)

レフ板はホームセンターで売っている白い発泡スチロールなどでも良いですし、キッチンで使うアルミホイールを1回グシャっと軽く丸めて凹凸を作り、伸ばして段ボールなどに貼るのもかなり良いです!(※21)(自立させるには2折りにする)

光の質をより拡散するにはストロボとの距離を離すほど柔らかくなるのでディフュージョントレーシングペーパー(※22)などを商品の近くに置く方法もあります。

デュフューズボックス(※23)と言う商品もあるので写り込みを防ぎたい商品はこちらを使います。

ストロボでは無い蛍光灯(LED)なども売っていますが、あまりお勧めできません(あまり絞れないしブレやすい)

大型ストロボにはカメラと繋げるシンクロコード(※24)が付いており、カメラのX接点と繋げるのですが、カメラによっては上部にホットシューアダプター(※25)を付け、そこにシンクロコードを繋げます(無線/電波のも売っています)

 (※13)コメット SYNCHRON 04


 
 (※14)プロペットMONO150N



(※15)純正クリップオンストロボ 

(※16)ライトスタンド


 
(※17)パラソル



(※18)デュフューズパラソル

(※19)アンブレラホルダー 

(※20)レフ板

(※21)自作レフ板

(※22)トレーシングペーパー

(※22)トレーシングペーパー

(※23)デュフューズボックス

(※24)シンクロコード

(※25)ホットシューアダプター
背景紙

次に背景ですが、通常白い紙を使います。

白い紙でも青みがかった白や赤みの物も有るのでパソコンの白に合った紙を選びましょう。

小さな商品なら画用紙でも良いですが、大きな被写体にはロール紙(※26)を使います。

色々なカラーで幅や長さも沢山あるので商品によって選べます。
(私はサベージやスーペリアを使っています/ブランド名)

素材も紙や布も有りますが、すぐに汚れてしまうので紙の方がお勧めです(汚れたら切って捨てる)

バック紙を吊すスタンドも必要ですが、私はホームセンターで買ったイレクターパイプで作りました。

吊す方法とは逆向きで、紙の先を壁に持ち上げテープで貼っても良いでしょう
HCLパーマセルテープ(※27)がお勧め!

小物類は折りたためる撮影ボックス(※28)の中に画用紙などを置いても良いでしょう。

ただ白いバック紙でもAmazonの基準「背景は純白な白(RGB値が255, 255, 255)」には切り抜きでもしない限りなりません。
(商品が白いとバックがグレーがかってしまいます。)

     (※26)ロール紙 




     (※26)ロール紙 

(※27)パーマセルテープ


(※28)撮影ボックス
その他便利グッズ

その他商品によって色々便利な機材が有りますので紹介致しましょう。

アングルファインダー(※29)
バッグなどを床に置いて撮るとき、床に寝そべって撮るのは困難なので)アングルファインダーを使っています。

穴あきレフ板(※30)
パッケージなどビニールに入った中の物を正面から撮るときにカメラが写ってしまうので、レンズに穴あきレフ板の黒を付けて撮ります。

黒以外に白や銀なども有り条件によって使い分けします。 

撮影台(※31)
アクセサリーの撮影では下から光を当てる事があり、乳白色のアクリル板で出来た)撮影台などを使い、周りを撮影ボックス(※23・28)などで囲んで使います。

イエローワックス(※32)
指輪などを立たせて撮る時はイエローワックスで立たせます。(ホワイトワックスもありますがイエローの方が重量に耐えます/粘土のような物で米粒より小さくちぎってくっつけます)

(※29)アングルファインダー



(※30)穴あきレフ板 
 
(※31)撮影台

(※32)イエローワックス
露出:明るさを決める
 
露出モード
カメラの設定で最初に行うのが露出モード(※33)

オート・Av・Tv・Mなど明るさを決める方法を露出モードと言います。

カメラ内蔵の露出計ではオート・Av(絞り優先)・Tv(シャッタースピード優先)ですが、大型ストロボ(モノブロックなど)を使用する時はストロボの光量が一定なのでカメラのモードはM(マニュアル)にします。

シャッタースピード(1/60)
次にシャッタースピードですが、大型ストロボの場合は1/60にセットします(同調スピード)
(純正のクリップオンストロボの場合はカメラによってですが1/200などにも出来ます)

1/60ではブレるんじゃない?って思うかも知れませんが、強い光とレンズを絞り込むので定常光(部屋の明かり)はほとんど感光しません。

ストロボの光のスピードはフル発光でも1/500で光を弱めると1/10000などになるので、よほどカメラを動かさない限りブレません。

絞り(F)を選ぶ(※34)
レンズの絞りはレンズの説明で紹介した被写界深度が関係してきます。

バックをぼかしたいときは絞りを開ける

ISO感度を選ぶ(※35)
フィルム時代はISO感度はフィルムで決められていましたが、今はデジタルなので自由に感度を変えられます。(ただし感度を上げすぎると画質が悪くなる)

※おさらい
露出モードはM(マニュアル)で、シャッタースピードは1/60、絞りはF8など希望の絞りに(被写界深度の関係)、ストロボの光量をダイヤルで設定(※36)、まずは1枚撮ってみて暗ければISO感度をあげて明るければISO感度を下げる。(光量も調整する)

実際はストロボの光量を一定にしてISO感度を3段階くらいずらしながら撮って、不要な画像はパソコンで削除するのが通常の使い方です。

ここまでが、明るさを決める露出です。


(※33)露出モード



(※34)絞り



ISO感度を選ぶ(※35)


(※36)ストロボの光量調整
 
色温度(ホワイトバランス)(※37)

光には色温度と言う物が有って、ケルビン(°K)で表します。

太陽光は約6000°kで室内などのタングステン光は3000°k、ストロボの光は約5000°kですが、パラソルやトレーシングペーパーなどでデュフューズすると色温度は下がります(赤みが増す)

色温度の低い光はアンバー(A)で高い光はブルー(B)です。

撮影時には光線状態に合わせた色温度にカメラをセットする必要があります(白い物を白く撮るにはこの作業が必要!)

これをホワイトバランスと言います。

直接色温度を設定出来るカメラも有りますが、光の中には色々な色が混ざっているので(緑やマゼンタなど)ホワイトバランスを設定する必要があります。

まずグレーカード(※38)を撮影し、この画像をカメラのMWB(マニュアルホワイトバランス)(※39)に記憶する。

この作業がかなり重要で、パラソルやBOXなど光の質を変えた時は毎回設定します。

(※37)色温度







(※38)グレーカード

B(ブルー):A(アンバー)
G(グリーン):M(マゼンタ)
相反関係にある


(※39)マニュアルホワイトバランス
光の質とピクチャースタイル(※40)

光をパラソルなどで拡散すると光の質が柔らかくなります。

影を柔らかくしたい時などは光を拡散しますが、画像のコントラストも下がります。

デジカメはカメラ設定でコントラストやシャープネス、色の濃さを変えられます。
(キャノンの場合はピクチャースタイル)

生地のようなディティールを出したい時などはコントラストを上げない方が良いですが、雑貨やバッグなどはピクチャースタイルのコントラストを少し上げます。

キャノンのピクチャースタイルにはオート・スタンダード・風景などがありますが、あまり派手な色になって商品と違ってはいけないので、私の場合は忠実設定でコントラストを1段上げて色の濃さも1段上げています。

アクセサリーなどBOXの中はもっと光が拡散されており、特にジュエリーなどカチッとした硬い感じが欲しい時はコントラストを3段上げています。

シャープネスについては少し上げ気味くらいで良いでしょう。 
 

(※40)ピクチャースタイル


  (※40)ピクチャースタイル










  (※40)ピクチャースタイル
実際に撮ってみよう!

まずはカバンを撮ってみます。

バッグの中にはレジ袋を丸めて詰め込んでいます(束を沢山作っておくと便利) 

ストラップを立たせる為に釣り糸で吊っています。

財布など立たせる時にはL字金具を後ろに置きます。

最初にバック紙をひき、ライトの位置を決めます。

バッグなのでストロボにはパラソルを付けて、被写体の位置から手前左45°上から45°くらいにしてみます。

人物や料理の撮影はやや逆光にしたりもしますが、商品撮影でネットショップの場合は手前から当てます。(イメージカットの場合は別ですが、手前からの方が柄や色が正確に出ます)

ストロボをあまり上に上げるとバッグの上がテカってしまうし、正面から当ててもテカって質感が出ません。

あくまでも太陽は1つの原則で、右側にはレフ板をバッグの真横に立てます。
(2灯の場合は影が2つ出ないように弱く右から当てます)

右のようなベルトのバックルが金属の場合金属に撮影者が写ってしまうので、手前に白やグレーの紙で金属に写しこませます。

この原理で携帯を寝かせて撮る時も、携帯画面に白のバック紙が写ってしまうので向こう側にグレーの紙を置いて写しこみます。(※41)

私は小物類の撮影ではパラソルよりも柔らかな光にするためトレーシングペーパー(※21)を使っています。(※22)

アクセサリーの撮影では自作の撮影ボックス(※42)を使います。
(乳白色のアクリル板を銀色の布で囲んでBOXを作り、右側と後ろ(下)から光を当てる)
(BOX内には無反射ガラス(※43)を10cm高くして設置し、レンズ周りには穴あき銀レフ(※44)を付けてます/無反射ガラスの高さがあると商品の影が離れる)

ネット販売の「物撮り」の場合、ピントが後ろ側までクッキリ合っている方が良いのでしっかり絞り込んでいます。

ただ絞ったほうが被写界深度が深くなるからと言ってF22などいっぱいに絞ると、レンズの回析現象で画質が劣ってしまうのでF8-11がベストです。

特にマクロ撮影などでは被写界深度がかなり浅くなってしまうので出来るだけ絞り込みたいです。

ズームレンズは広角側では商品の形がひずむので焦点距離が50mm以上になるよう被写体との距離をとります。(出来れば70mmくらいの焦点距離が良いでしょう!)

画像サイズ(※45)はL(ラージ)またはM(ミドル)でファイン、後からトリミングするので周囲の余白を多くとった撮り方が後から作業しやすいです。
 


L字金具

バックルへの写り込み

画面への写り込み

(※45)画像サイズ
 
(※41)ライティング



(※42)自作の撮影ボックス



(※42)自作の撮影ボックス



(※43)無反射ガラス

(※44)穴あき銀レフ
ストロボの光量が決まりシャッタースピードは1/60、絞りが仮にF11として、後はISO感度だけですが、商品の色の濃さ(白・黒)や素材(光沢のある物・毛皮など)によって光の反射(吸収)率が違います。

たとえば右の黒いバッグと白いバッグ、同じ光量でも実際に撮ってみると黒のバッグ(※46)はISO400で白のバッグ(※47)はISO200でした。

光が同じ条件でも商品によって適正露出は違うのです。

今はデジタルなのでその場で確認出来ますが、フィルムの頃は露出計で測った数値から被写体の濃度と素材を考えて補正する必要もあったので大変でした。

商品によってISO感度が異なるのでバック紙の明るさも変わって来ます。

Amazon基準のバックは純白(RGB値が255, 255, 255)にはなりません。

黒いバッグの背景は真っ白で、白いバッグの背景はグレーがかります。

アクセサリーなどシルバー系は背景を白くする事は特に難しいです。(※48)

これは写真の特性なので背景を白くしたい時は切り抜きなどが必要です。
(ライトをもう1灯背景に当てる場合もある)

次にバッグの中を撮る時、黒い内側の場合には光が中まで届かず、光量を上げたりISO感度を上げてストロボの位置を正面にしなければなりませんが、レンズのハレーション(※49)がおきてしまいます。

これはレンズの性能なので、よほど高価なレンズでなくては出てしまいますが、まずはレンズの保護フィルターを外す事である程度解消されます。
 
(※46)ISO400


(※48)バックがグレーがかる

(※47)ISO200



(※49)ISO1600/ハレーション

マクロ撮影

時計を撮るのはもっと難しく、正面に構えるとレンズの黒いのが写ってしまいます。

時計で文字盤は黒くケースはシルバーの物は文字盤の大きさに写り込むレンズの形が合えば目立たなります。

レンズ周りに黒い紙で丸を作り、カメラを前後してちょうど黒い所に合わせます。

中々そこまで手間がかけられない場合は少し時計を横に向けレンズではなくたとえばシルバーの板などを写しこみます。自作時計撮影BOX(※50)

時計に限らずアクセサリーにレンズが写り込んで黒くなってしまう場合は画面の横端に被写体を写せばレンズは写りません(カメラの角度は被写体と90°のまま/後でトリミングする)

シフトレンズの原理と同じです。(正面にレンズが無くてもまっすぐ向いているように撮れる)

ネックレスなど寝かせて撮ると、トップはピントがクッキリでもチェーンまでは被写界深度無いのでぼけてしまいます。

私はシフトレンズ(※51)を使っていて、「チルト(※52)」してチェーンまでクッキリと撮るようにしています。

ネックレスのチェーンの長さや幅を調節出来るように自作でネックレス撮影BOXを(※53)作りました。

トップがブラブラ揺れ続けるのを止めるために無反射ガラスが入っています。

アクセサリーの撮影は難しく、特にダイヤモンドには苦労します。

ダイヤの撮影で苦労した事を書いてみます。

バックは白の指定で5mm位の物を撮るのですが、もちろんレンズはマクロです(100mmマクロ)(※8)

写り込みを防ぐ為、白いデュフューズボックス(※23・28)の中で撮りましたが、何だかぼやっとしています。

ピントが合ってないのかブレているのか?

まずはブレ対策・・・と言っても当然三脚もレリーズも使っています。

1つの原因でシャッターブレを起こしているみたいでミラーアップやライブビューなど色々テストした結果ライブビューで撮ると一番ブレませんでした。

ピント調節もライブビューで拡大して手動で合わせます。(ダイヤは表面と中で迷う)

ほんの5mmの被写体ですが、被写界深度は解放(F2.8)では2mmくらいでピント合わせは苦労します。

当然絞り込んで撮っていたのですがそれがいけなかった(-_-;)

F32などめいっぱい絞った為に回析現象でぼけていたのです。
(回析現象の説明は致しません)

テストの結果F14が限界でしたので、後は大きなサイズ(L)で小さく撮ってトリミングする事に。 画像サイズ(※45)

まだまだシャープな画像になりません。

当然ピクチャースタイルのシャープやコントラストも上げました。

それでもぼやっと・・・結局白いBOXのおかげで光を拡散しすぎていたようです。

そこで色々試して自作の撮影ボックス(※54)になりました。

市販の撮影台(乳白アクリル台)は分厚く下からの光を拡散しすぎるのでホームセンターで適度のアクリル板を購入。

銀色の布で周りを囲むように柱を作成、中の左側には銀レフ板を置いて右側は(※22)トレーシングペーパー(ビニール)、ストロボは右側より銀のパラソル(※17)、後ろからも1灯入れています。

結論は光の質でした。硬い光が金属や石などの硬さをシャープに再現させてくれる。

ダイヤモンドの場合は透明に近いので、わざと黒を写し込む事でコントラストのある画像に見えます。

アクセサリーの撮影は難しいですね!

たぶんこれからも試行錯誤を繰り返しながら撮影スタイルが変わっていくと思います。 
 


(※50)自作時計撮影BOX


(※53)自作ネックレス撮影BOX





 



(※51)シフト&チルトレンズ


(※52)チルト撮影


(※52)チルト撮影



(※54)自作の撮影ボックス


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